天理教婦人会

ひながたをたどり 陽気ぐらしの台となりましょう

11. スペシャルな時の共有

スペシャルな時の共有

不思議なものですね。

“おめでたですよ”との第一声に

つい先ほどまで空っぽだったお腹に感じる、もう一つの命のぬくもり。

その瞬間、無意識に確かめるように手のひらで

そっとお腹を優しく撫でたことを

成人した我が子を見て、懐かしく思い出します。

あの時、どこからともなく沸いてきた

ジワーッとしたあたたかな気持ち

何ともいえない満ち足りた気持ち。

あれが母性というものなのでしょうね。

母となった証し。

けれども、そんな心とは裏腹に

自分の思い通りにいかないのが子育て。

悪戦苦闘の毎日に、時には行き詰まってしまうこともあります。

でも大丈夫!

不安になったり、心配でたまらないのも

あなたがお母さんだから。

どんな時も我が子の幸せを願い、泣いたり、笑ったりの繰り返し。

そんな一生懸命なお母さんは、きっとキラキラと輝いているでしょう。

そして、子どもの心に、太陽のように映るでしょう。

いつだって子育ては母と子のスペシャルな時間。

子どもの生きる力を引き出す時間なのです。