それぞれの風景 「笑顔の理由(わけ)」 2014/3/10 それぞれの風景 中島みゆきさんの曲は、人の心の痛みをテーマにした歌が多いと聞く。『銀の龍の背に乗って』という曲に「柔らかな皮膚しかない理由(わけ)は 人が人の傷みを聴くためだ」という一節がある。相手と同じ痛みを感じるからこそ、その痛み ... 続きを読む
それぞれの風景 「たすける人は誰?」 2013/10/16 それぞれの風景 お母さんは、僕が守る 私は、時々、ある5歳のわんぱく坊やに元気をもらう。その子は祖母、両親に連れられて教会へ参拝に来る。わんぱく坊や、優しい両親、いつも笑顔のおばあちゃん。どこででも見る家族である。しかし、その子にとって ... 続きを読む
それぞれの風景 「母のお説教」 2013/9/28 それぞれの風景 A子さんは、休みの日になると、ご主人と幼稚園児の娘さんと一緒に家族で教会へ参拝に来る。娘さんは、見よう見真似で「あしきをはらうて」とおつとめをする。「よくできたね、教祖が喜んでおられるよ」と頭を撫でると、娘さんは誇らし ... 続きを読む
それぞれの風景 「私は、変わった。」 2013/7/29 それぞれの風景 過日、女子青年や若い母親たち10数名が、神名流しと路傍講演に行った。雪でも降るのかと思えるほどの寒さの中、天理王命の旗を掲げ元気に神名を流し、その後、スーパーの駐車場を借りて路傍講演。教会が定期的に路傍講演をしている場 ... 続きを読む
それぞれの風景 「親の願い」 2013/7/16 それぞれの風景 過日、10代の女性たちの集まりがあり、「あなたにとって大切なものは何?」と質問してみた。答えの多かった順に言えば、彼氏(恋愛)、友達、家族(両親)、仕事という具合であった。 では親の意見はどうだろう。ある教育機関が行っ ... 続きを読む
それぞれの風景 「お母さんのようになりたい」 2013/7/2 それぞれの風景 ある家族の話を書こうと思う。母親と23歳になる娘の2人家族で、娘さんは幼い頃から親に連れられ教会へ通い、講社祭にも揃って参拝している。2人は姉妹のように仲が良く、いつも明るく楽しそうである。しかし、ある時娘さんが「数年 ... 続きを読む
それぞれの風景 「やさしい心」 2013/5/30 それぞれの風景 私は5人兄弟だが、子供の頃、兄弟の誰かが風邪をひいて寝込んだ時は、「今日は遊べない」と諦めたものだ。それは父の雷を受けてからだった。 遊び盛りの頃、弟が高熱を出して寝込んだことがある。それでも私たちは廊下を走り回って遊 ... 続きを読む
それぞれの風景 「大事な話だから」 2013/5/27 それぞれの風景 会うと元気をくれる人。さと子さん(仮名)は、私にとってそんな人である。 現在、93歳。農家を営むさと子さんの口癖は「親神様のおかげ」。その徹底ぶりは、口癖というより信念と言った方がいいかもしれない。さと子さんには東京で ... 続きを読む
それぞれの風景 「たった1つのもの」 2013/3/5 それぞれの風景 「今日のラッキーカラーは青。青い服を着てハッピーな1日を!」。占いブームのためか、こんな言葉がテレビで毎日流され、たいていの雑誌には占いコーナーが載る。それだけ占いが好きな人が多いということだろう。またスピリチュアルも人 ... 続きを読む
それぞれの風景 「笑ってごらん」 2012/12/4 それぞれの風景 春が近づくと、思い出すことがある。 今から八年前の春、生後四ヵ月の娘が突然の病で入院した。一ヵ月程で治ると言われたが、刺した点滴針が外れないように腕を包帯で巻かれ、弱々しく泣く姿が私達夫婦の心を締め付けた。思わず、家 ... 続きを読む